理事長あいさつ

理事長 山本左近 みなさんの夢は、なんですか。
小さい頃、私は大きな夢を描きました。それは、F1ドライバーとして世界中を転戦し、優勝すること。
10歳だった私は、「どうやったらF1ドライバーになれるのだろう」と真剣に考えて調べました。 そして、当時活躍していたF1ドライバーはほぼ全員、カートレースからキャリアをスタートしていたことを知りました。
しかもみんな、幼少期からレースを始めていたのです。
愕然としました。すでに、私は大きく遅れていたからです。
「自分には、これがラストチャンスだ!」
反対する両親に土下座を続け、私はようやくレースキャリアを始めることができました。
当時、周囲の大人たちは、私が本当にF1ドライバーになるなんて、一体、誰が信じたでしょう。
しかし私は夢を持ち続け、19歳のとき、カーレースの本場であるヨーロッパへ単身で渡りました。 ちょうど、みなさんと同じ年齢のころです。
憧れだったヨーロッパでの現実は、予想以上に厳しいものでした。非常に孤独で寂しく、苦しい毎日が続きました。
「もうダメかもしれない。レースを続けられないかもしれない」
生まれて初めて、挫折しそうになりました。しかしそうした苦しい時にも、私の周りには必ず応援し、支えてくれる人たちの存在がありました。
そのおかげで、私はどれだけ苦しくてもあきらめることなく、挑戦を続けることができました。
そして2006年、当時日本最年少ドライバーとして、ついにF1デビューを果たしたのです。
みなさんの夢は、なんですか。
夢に向かって挑み続ける辛さや、夢が見つからないための苦しさなど、「夢」について感じることは人それぞれだと思います。
しかし、私たち「さわらび学園」が存在する理由は、ただひとつ。
一人ひとりの夢を応援し、夢の実現に向けて頑張るみなさんをサポートするために、私たちはここにいます。
教育とはそういうものだと考えています。